おはようございます。
上毛労務 岩野です。
本日より高校新卒求人の公開解禁となります。
働き方改革からの影響か、今年も売り手市場となりそうです。
現在、大卒新卒者に対しての面接を行っている企業も多いと思います。
昨年は、少し多めに内定者を出したにも関わらず、結局、募集人員の半分にも
満たない採用となってしまった・・・。ということも耳にしたくらい新卒採用に
ついては腐心している会社が多いと思います。
人材サービスのビズリーチ(東京・渋谷)が今年行った調査では、実に7割の
学生が親の意見を尊重すると回答しているという結果となった。つまり、就活で
学生が親の意見を尊重して進路を決める、あるいは就職先の決定に親が関わる、
という傾向が強まっているようです。
そのため、新卒内定者や内定前の学生の親や家族を集めて企業見学や説明会を
行っている企業も増えており、採用の売り手市場が続く中、企業が親をターゲッ
トにする傾向が強まっていることがうかがえます。説明会のなかで教育制度や残
業時間など、企業の取り組みを伝え、家族の不安を払拭することで、学生が働く
ことへの理解を得られ、応援してもらえるということになります。
今や社会人の先輩として、また自身の良き理解者となっている親、学生本人だけ
でなく親を意識した採用手法を検討しなければならないようです。
こと、高校新卒に関しても同じことが言えると思います。大卒者と違って、
求人票を提出した学校側から面接の応募があり、企業側が内定を決めれば、来春の
就職はほぼ確定となります。それだけに学校側も様々な手法で企業をリサーチし、
学生に紹介しています。学校では先生が、自宅では親が社会人の先輩として良き相談
相手となっているということになります。
かくにも、求人票が学生の目に留まらなければ意味がありません。ただ、記載事項が
網羅されている求人票ではなく、企業のいいところが伝わるよう、記載内容について
工夫が必要だと感じています。また、求人票だけでは、経営者の思いや業務内容は
伝わりづらい。企業合同説明会への積極的な参加や家族への職場説明会の実施、ホーム
ページのリニューアル、その他インターンシップの受け入れ、学校への訪問など、
新卒採用を行うには、積極的な企業努力が必要かと感じています。