時代の変化

こんにちは、総務の藤井です。

 

先週に引き続きマイナンバーカードのお話しを少々。

 

伊勢崎市から本人限定受取郵便で届いたマイナンバーカードは、専用のビニールケースに入っていました。

ケースには数カ所グレーの目隠しがあって、これにカードを入れておくと個人番号などの機微情報が見えない状態になっています。

なるほど。

身分証明として使用する際には、このまま手渡して確認してもらえば個人番号が知られてしまう心配はないわけですね。

同封されていた注意書きにも「同封した専用ケースに入れてマイナンバーカードを保管してください」と書いてありました。

これは便利ですね。

 

ちなみに専用ケースで目隠しされていた部分は個人番号の他にもう2カ所ありました。

1カ所は臓器提供意思表示欄。

運転免許証や保険証にも同様の欄がありますが、マイナンバーカードの専用ケースでは目隠しできるようになっています。

配慮が進んでいますね。

 

もう1カ所は性別の欄。

13年前に私が個人情報のコンサルタント資格を取得した際には、性別は特に機微情報として扱わなくてはいけない情報ではありませんでした。

昨年改正された個人情報保護法では、本人の人種、信条、病歴など本人に不当な差別または偏見が生じる可能性のある個人情報を「要配慮個人情報」と規定して取得や提供に制限を設けています。

時代と共に配慮すべき情報も変化しているんですね。

 

 

この便利な専用ケースですが、持っていない方や汚損してしまった方は市役所の窓口に申し出てもらえれば個別に対応していただけるようです。

番号の流出というマイナスイメージばかりが先行してなかなか普及の進まないマイナンバーカードですが、より安心して使用できるよう仕組み作りも進んでいます。

新しい取り組みには失敗もつきものですが、試行錯誤を繰り返してより利便性を上げてほしいものです。