ヤングケアラー

 藤井経営の牛房です 
 最近よく耳にする言葉で「ヤングケアラー」というものがあります。これは、慢性的な病気や障がい、精神的な問題などを抱える家族の世話をしている、18歳未満の子どもや若者のことを指します。
 家族の誰かが病気や障がいのために、長期のサポートや看護、見守りを必要とし、そのケアを支える人手が十分にない時には、未成年の子どもであっても、ケアの役割を引き受けて、家族の世話をする状況が生じているようです。
その割合が、高校生ではおよそ24人に1人、中学生ではおよそ17人に1人に上ることが国の初めての実態調査で分かりました。
本人の自覚がないままに家族の面倒を見ている子供たちも多数いるとの報告もあります。
 入所可能な介護施設を各市町村も増やす計画を立ててはいるものの、思うように介護事業者が集まらず計画の8割が未達とのニュースもありました。
 今後ますます増える高齢者を社会全体がどのように介助していくのかを真剣に考える時が迫っているようです。