モノの見方(見え方)

藤井経営の藤井武です。

この頃とても寒いですね。12月頃の気温だとか。皆さん体調には十分お気をつけ下さい。

最近はっと、感じたことで物事の判断をする過程は、様々な要素が絡まって行われている、ということです。何をいまさら、ですけれど。
人間は自分の置かれている状況に比重をおいて様々な判断をしがちですが、物事の本質を捉えた決定ができているのかというとそうではないことが多いと感じます。100点の回答を出し続けることは相当難解です。愚者は経験に頼り、賢者は歴史に学ぶ、という言葉もあります。

自分が見えていない事象や解釈は、世の中にはたくさんあり、色々な考え方があります。
自分が見えていないことを自覚するために最も効果があることは、新たな見識を得ることと思います。
ただし、漫然と情報を集めているのでは意味がありません。情報や考え方の意図が何なのか、踏まえて理解する必要があります。

世の中の科学技術の進展は目覚ましく、自分1人の経験や現状だけを踏まえた判断ほど危ういことはありません。今まで不可能であったことが可能になることは、様々な場面で起こっています。
こうした事実を前提におき、これからは物事の判断をしていくことが不可欠です。

身近な例としては、上司や同僚、部下の意見の評価や関与先様とのやりとりがあります。どの様な事実や考えに基づきその発言に至ったか、バックボーンとなっているものは何か、慎重に把握した上で論を進めないと単なる時間の無駄になります。

自分の考えだけに偏ったモノの見方をせず、様々な事実があることをできるだけ知った上で、自分の意見や考えをまとめる事で、他者にもより理解しやすい意思決定プロセスを身に付けたいと思っています。