トンボシビ

今、三重県鈴鹿市にいます。私が担当している中で、一番遠い関与先に訪問しました。毎月訪問ではありませんが、訪問時は1泊となります。そして、その夜は社長と一緒に食事となりますが、社長の都合で従業員の方との場合もあります。

ある時、その従業員の方と入った居酒屋のメニューに、「トンボシビ」という刺身がありました。どんな魚聞いてみると、スーパーでもよく売っている安い魚で珍しいものではないということ。聞いただけでは解らないので、注文をしてみると、出てきたものは「ビンチョウマグロ」。確かに珍しい魚ではなかった。調べてみると、三重県全体ではないようだが、場所によってトンボシビというらしい。同じものでも、場所よって呼び名が違うことはよくあるが、人から聞いたのではなく目の当たりにして、何かものすごく物知りになったような気がした。

またある時、社長と食事をした後(社長はお酒を飲まないため食事だけ)1人でホテルの近くの店に入った。1人入るのにちょうどよい広さでカウンターもあり、夫婦で店をまわしているようだった。程よく酔った私は、他に客がいなっかったこともあり、カウンターの奥にいるマスターと次回の約束をして、ホテルに帰った。次の機会に、その店を訪れるとそのマスターは、覚えている感じではなかった。こんな感じだから、マスターとゆっくり話せる客の入りなのかなと思った。料理も結構おいしかったけど。

仕事とはいえ、せっかく遠くまで来ているので、楽しませてもらってます。

吉田典佳