解散の万歳

先日、衆議院が解散し国会議事堂内で万歳がされていた。「万歳」というと、うれしい時にするイメージがある私は、何か違和感を感じた。「万歳」をする明確な理由は無いようだが、「出陣式の万歳」のような、またここに戻ってこられるというジンクスといったものらしい。小泉進次郎氏は「慣習だからとか、今までやってきたからとか、合理的理由なくやり続けるのは僕は好きじゃない」と、「なぜ万歳をしなかったのか」と記者に問われそのように答えていたようだ。自民党も、そういった人が増えればもっと支持率が変わるかもしれない。しがらみや既得権益も捨てて、「日本のため、国民のために」を一番に考えて。もちろん、万歳をしている方々の中にも、そう考えている人はたくさんいると思う。ただ、そうでない方や、そうでないような事も起こっているのも事実。だから、「希望の党」いや小池氏にみんなの目が、心が向くのかもしれない。
25年ほど前に、「日本新党」が発足し、細川内閣が実現した。当時、みんなが何かを期待していたような気がする。25年後の結果が今。政界は政党名も含め変わったかもしれないが、世界情勢、国民の生活はもっと大きく変わっているのかもしれない。
さて、今回の総選挙。先日万歳をした先生方のうち、どれくらいの方がジンクスどおりとなるのだろう。  吉田 典佳