リスペクト・トレーニング

上毛労務の今泉です。

6月に入り、早いもので上半期最後の月となりました。
この時期は、夏の風物詩でもある蛍が自宅近くの川で出ています。見られる数は年々少なくなっている気もしますが、今年も見られて良かったな…と思います。
世の中の流れも目まぐるしく変わる中で、働く現場での意識付けも変わってきています。
世界190ヵ国以上で動画配信サービスを行うNetflixの制作現場では、「リスペクト・トレーニング」が行われています。これは、職場におけるパワハラやセクハラ防止の理解を深めるための講習で、関係者すべてが対象です。これが行われる背景には、無理なスケジュールで仕事をする状況や、緊張感を持たせるためにわざと大声で怒鳴る等、今の時代にはそぐわない現状もあるようです。
講習の内容は、テーマをもとに参加者で意見を出し合うもの。例えば、「一緒に働いている人をあだ名で呼ぶのはハラスメントか?」など、実際に働いていてあり得そうな場面をテーマにして意見を出し合います。「あだ名はハラスメントではない」という意見や、「その人や容姿を馬鹿にするような呼び方はよくない」等意見は様々。
あくまで答えを出すのではなく、考えるきっかけとしており、大切なのは、「その言動が相手にリスペクトがあるかどうか」を主眼にしているそうです。
仕事をする時間は一日の中でも長く、その時間が辛いと気持ちも病みます。
健康的で有意義な時間を過ごすためにも、こういった機会を設けることも大切なのかもしれませんね。