介護を身近に

おはようございます。上毛労務の今泉です。

あっという間に10月になり、今年もあと3ヶ月となりました。朝晩も肌寒くなり、季節が変るのも早いものですね。
先月の敬老の日に合わせて、15~59歳の男女を対象に「お年寄り・シニアだと思う年齢調査」が行われました。
全体(約5,200人)の4割を占めて一番多かったのは、70~74歳。年代別でも差があり、10・20代では「60~64歳」、「65~69歳」と回答する割合が他の年代より多く、若い年代ほどお年寄りだと思う年齢も若くなる傾向があることも分かりました。私は両親がその年代のため、そうなの!?と驚きとショックもありました。
また、65歳以上で危険なのは認知症です。加齢が最大の要因で、5歳ごとになりやすい割合も増えます。
ある日突然ということも多い認知症の介護実態を学べる「介護版人生すごろく」も出ています。
「親父の様子がなんか変だ」「ひょっとして認知症?」と心配する場面から始まり、駒を進めていくと「財布をどこに置いたか忘れてしまう」といった認知症の進行で起こる状況や、医師やケアマネジャーの「お助けカード」もあり、どんなことをしたら良いかを考えながら進められます。
実際に介護により会社を辞める人は、この10年間で約2倍に増えています。自分にもいつ起こりえるか分からないこと、同じ職場の人がもしそうなったときにもお互いの理解は必要です。
他人事ではなく、もしもの時に備えて考えられるよう、こういったゲームなどのツールを使って身近な事として学ぶことも必要ではないでしょうか。