様々な思い……

藤井経営の牛房です
無観客試合から一転、選抜高校野球まで中止になってしまいました。

関係者の落胆ぶりもそうですが、特に甲子園を夢見て厳しい練習に耐えてやっとつかみ取った晴れの舞台が100ナノメートル(1mmの100万分の1)ほどのちっぽけなウィルスによって大きな夢が絶たれてしまった球児達は、試合に負けるより悔しい思いがあるのかもしれません。

球児にとって甲子園は特別な場所です。今までの野球人生の集大成として全身全霊で挑む場所であり、体を壊すくらいここで野球が終わってもいいと思えるほどの場所です。

甲子園出場が決まった瞬間の腹の底から湧き上がるような感動は30数年たった今でも鮮明に思い出せるくらいです。父兄の方々も幼少期から子供の夢に向かって一緒に頑張ってきた事を考えると今回の決定は、どんな思いで子供に声をかけていいか分からないでしょう。

甲子園までの道のりの遠さを知っている者にとって「また夏に向かって頑張れ・・・」などとはとても簡単には言えませんね。