群馬の小麦

こんにちは、藤井経営の川上です。先日野村克也さんが死去しました。史上2人目の三冠王で南海ホークス時代には監督と4番打者、捕手を兼任するプレイング・マネージャーとして活躍していました。その後ヤクルト、阪神、楽天の監督として活躍し、ノムさんの愛称とともに私たちを楽しませてくれました。心からお悔やみ申し上げます。

群馬県は全国有数の小麦の産地です。2016年は収穫量全国4位でした。県の中央部から東部にかけて多く作られ県内では前橋市が収穫量トップです。品種では「さとのそら」が多く「ダブル8号」や「サチホゴールデン」、「きぬの波」なども栽培しています。きぬの波はうどんに適した小麦でもちもちの食感になります。

小麦の生産が盛んな土地柄から水沢うどんや館林うどん、おっきりこみ、太田焼きそば、伊勢崎もんじゃなど各地域で特色のある小麦製品があります。その中の一つ、おっきりこみは寒い冬にぴったりの食べ物です。幅の広い生麺を野菜やキノコなどと一緒に煮込んだうどんで、塩を入れずに麵を打ち煮込む為打ち粉が溶け出してトロトロになります。具材も里芋や椎茸、大根、長ネギで醤油味が多いです。味噌味のところもあり、各家庭で違いがあります。おっきりこみですが、「おきりこみ」や『煮ぼうとう』と呼ぶ地区もあります。群馬に来た際は是非召し上がってください。暖まりますよ。