こんにちは、総務の藤井です。
改正道路交通法が12月1日から施行され、携帯電話の使用やカーナビの注視などのいわゆる「ながら運転」の罰則が強化されました。
携帯電話の使用等に関しては、改正前は5万円以下の罰金で違反点数は1点。普通車の場合6,000円の反則金だったものが、改正後は6ヵ月以下の懲役または10万円以下の罰金、違反点数は3点で普通車の反則金は18,000円と、点数・反則金共に3倍になりました。
さらに「携帯電話の使用等により交通の危険を生じさせた場合」つまり事故を起こした場合の罰則は厳罰化され、違反点数は6点で即免許停止。反則金ではなく全て刑事罰を適用することになるそうです。
どうしてこんなに罰則が強化されることになったのでしょう?
データを紐解いてみると、過去6年間の原付以上の事故件数は3割も減少しているのに対し、ながら運転による事故は1.4倍にもなっているそうです。
ながら運転による事故の多くは直線路での追突です。
追突事故を防止するために、自動車メーカーがこぞって自動ブレーキシステムなどを装備した車を発売しているにもかかわらず!です。
ということは、自動車に乗る人全員がながら運転をしなくなり自動ブレーキの装着された車に乗れば、かなりの割合で事故を減らすことができるというわけです。
当社でも違反経験のある人の多くが運転中の携帯電話の使用で違反切符を切られています。
仕事中は電話が鳴ると「早く取らないと」という心理が働きます。
もちろんオフィスにいる際は少しでも早く電話を取ることが推奨されますが、車を運転する際は気持ちを切り替えて「絶対に取らない」というくらいの心意気で運転することが望ましいのかもしれませんね。
鳴り続ける電話を無視できない!という優しい方は、ぜひ運転前にドライブモードかマナーモードの設定を。
そして何より電話を掛ける側も相手が出なかった場合には「運転中かな?」と思いやる気持ちを持つことも大切ですね。