おはようございます、海老澤です。
先週、子供の幼稚園で運動会がありました。パン食い競争や借り物競走と
いったユニークな競技が盛りだくさんの運動会です。その運動会、実は日本
独自のスポーツイベントだということをご存じでしたか?
日本で初めて運動会が行われたのは、明治7年の東京。築地にある海軍兵学
校で「競闘遊戯会(きょうとうゆうぎかい)」が、今に続く運動会の始まり
だと言われています。陸上競技や綱引きといった現在と同じような種目が行
われていました。なんとあの“パン食い競争”も、運動会の始まりとほぼ同時
に生まれた歴史ある種目です。また当時盛んだった自由民権運動から騎馬
戦・棒たおしといった種目が誕生したり、日清戦争の影響で海戦や陸戦をま
ねた種目が行われるなど、戦争や政治の影響が色濃く反映されていたといい
ます。昔の運動会では私たちが聞いたこともないようなユニークな種目も行
われていました。例えば「豚追い競争」。体中に食用油を塗った子豚を場内
に放ち、競技参加者がそれを追いかけて捕まえるというもので、油で滑って
なかなか捕まえられない様子は、現物人の爆笑を誘っていたそうです。
また競技の名称も「ちょうのはなおい」は二人三脚といったように、動物
を題材にしていたそうです。昔の運動会のユニークな種目にも参加してみた
くなりますよね。今年の運動会は、昔の運動会と比べながら楽しんでみては
いかがですか?