「あたりまえ」ではない

こんにちは、総務の藤井です。

 

前回のブログで「固有名詞は聞き取りにくい」というお話しをしましたが、固有名詞は「聞く」だけでなく「読む」際も気遣いが必要となります。

 

先日、県外のお客さまに弔事があり生花の手配をすることになりました。

ご連絡をいただいた葬儀式場に電話をし、生花の申込用紙をFAXで送ってもらい記入して返送するという流れです。

いつものように法人のゴム印を押しFAX送信したところ、先方から注文内容の確認の電話が掛かってきました。

「かみげろうむ様の立て札は……」

ん? かみげろうむ??

それが弊社の「上毛労務」のことだと気づくのに少しだけ時間が掛かりました。

群馬で暮らす私たちにとって「上毛」という言葉は「上毛かるた」や「上毛新聞」などで大変なじみの深い単語で、「じょうもう」以外の読み方は思いつきもしませんが、他の地域の方にしてみれば決して「じょうもう」と読むのがあたりまえではないのですね。

 

このように地名などの固有名詞も、一歩その土地を離れれば「こう読むのがあたりまえ」とは簡単にはいえません。

仕事の場面では事前に確認をしたり調べたりして間違えて読まないような心がけが重要ですが、逆に間違えて読まれてしまったら「説明が足りなかったな」「ふりがなを振っておけば良かったな」と振り返り、相手に間違えさせない配慮も必要なのかもしれませんね。