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あの日から7年―。
2018.03.12
カテゴリ : 日々つれづれ

おはようございます。
上毛労務 岩野です。

昨日で、東日本大震災から7年が経ちました。
震災当時のテレビでは、漁船が岸壁に乗り上げた港、津波で流される家屋、燃え続ける千葉の製油所のタンク、
帰宅難民であふれた渋谷駅と未曽有の事態に混乱する様子を連日映し出し、震災の被害が東北地方以外にも及ぶ
広範囲のものであることを示していました。

復興に向けて、様々な取り組みがされる中で、印象に残っているのが、津波の到達地点に建てられた
「女川いのちの石碑」。女川の中学生たちが提案、石材店と交渉し、募金を集め、それから3年―。
建てられた石碑の中央には「千年後の命を守るために」と書かれている。
そして「夢だけは 壊せなかった 大震災」など卒業生が中学時代に詠んだ俳句が1句ずつ添えられている。
「大きな地震が来たら石碑よりも上へ逃げて」と、津波にまつわる教訓を簡潔かつ的確に訴えたその石碑は、
大震災のつらい経験から得た教訓を、風化させずに語り継ぐことができ、かつ、未来の命を救うことになる。

今は震災後ではない、次の震災の前だと・・・。悲しみの中で子どもたちは上を向き、千年後の「未来の命」
を守ろうと立ち上がったこの活動に心を打たれたことを思い出します。

あの日から7年―。
高台移転や災害公営住宅などのインフラ整備はだいぶ進んだものの、今もなお、7万3000人が避難生活を
余儀なくされ、農産物や水産物については震災前の水準に回復してない地域もあり、被災地にいまだ大きな傷跡
を残していると存じます。

被災された皆様、今もなお不自由な生活を余儀なくされている皆様に1日も早く穏やかな日々が戻りますよう、
心よりお祈り申し上げます。

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